ベースアンプの修理 [楽器修理]
今日の楽器修理はベースアンプの修理をいたしました。
こんなベースアンプです。
このアンプは長谷川楽器の備品で、アンプのレンタルとか学園祭の機材貸し出しで大活躍しているベースアンプなんです。
故障の症状はインプットジャックのガリ。
前回一度ジャックをクリーニングして何とか使えるレベルまでには回復したんですが、また同じようにガリガリと雑音が出るそうなので、今回はジャックを交換することに。
しかしこのベースアンプ、かなり古いアンプなので交換用のパーツがあるかどうか・・・
ヤマハの専用サイトでベースアンプの型番を入力して調べたんですが、「この機種はパーツリストを公開していません」とのメッセージが出てきてアウト!
これは困ったぞとしばし考えて、同じような大きさの別のベースアンプのパーツリストを調べてそれらしいパーツを注文して取り寄せてみることにしました。
ダメ元とは言え、これは完全に博打ですな(笑)
そして次の日に届いたパーツを見てみると・・・ビンゴ!
なんとまったく同じパーツが送られて来たんです、ラッキー♪
パーツさえ手に入ればこちらのもの、スイスイとパーツを交換して修理は20分で完了!
あ~良かった、内心はドキドキじゃったんよね
便利グッズの紹介 [楽器修理]
今日のお仕事は、午前中に岡山市北区にある私立の幼稚園でピアノ調律を4台...
この幼稚園、全部の部屋にエアコン完備なので、とっても快適な環境で調律することが出来ました♪
そして午後からは東岡山方面にある岡山市立の幼稚園に行って、ピアノのフタがバタン!って閉まって指を挟まないようにする為の便利グッズを取り付けに行って来ました。
そのグッズはアップライトピアノ専用で『フィンガード』という名前、こんな形をしてますよ。
これをアップライトの低音側の拍子木に両面テープで貼り付けると作業は完了です。
取り付ける時間も1台につき約1分、とっても簡単に取り付けれるんです。
では、これを付けるとフタがどうやって閉まるのか?次の動画でご確認ください。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
もしもフタを閉める途中で手が滑ってしまっても、そのままバタン!って閉まって指を挟むことが無い、とっても便利なグッズなんです。
でもこのフィンガード、グランドピアノ&グランドピアノみたいにフタを開けた時にフタの角度が直角になるタイプのアップライトピアノには取り付けが出来ないんです。
詳しいことはこちらまでお問い合わせ下さい。
岡山市北区表町3-3-20
(有)長谷川楽器店
℡ 086-225-2858
今なら取り付け料はサービスいたしますよ♪
ビブラホンの修理
今日修理に行ったのは倉敷市内のある中学校。
2日後に吹奏楽コンクールの本番を控えているのに、今日突然ビブラホンが壊れたので大至急来てください!との依頼で午後から行って来ました。
ビブラホンという楽器は鉄琴の音盤の下にファンが付いていて、スイッチを入れるとそのファンが回転して音が揺れる効果を出すことが出来る楽器。
見た目はこんな楽器です。
症状を聞くと電源が入らなくなったとのことだったので、コントロールボックスを外して中を見てみると・・・
電源アダプターを差し込むジャックの裏側が破損して電気が通らない状態になってました。
写真の丸の部分が→の先についてないといけないのが割れて離れた状態になってました。
とりあえずこの割れてる部分を半田付けして修理は終了。
本体と繋いで電源を入れてみたら無事に動くようになりました。
あと2日後がコンクール本番、ギリギリセーフでしたね。
良かった良かった。
鉄琴の修理 [楽器修理]
今回の修理は、保育園とか幼稚園でよく使われている卓上鉄琴の修理です。
この鉄琴は木で作られた台座の上に鉄琴の音盤が乗っているんですが、台座と音盤の間には音がよく響くようにゴムのチューブが敷いてある仕組み。
そのゴムのチューブが経年変化と熱などにより溶けてカチカチになって、台座と音盤にこびり付いて音が鳴らなくなるんです。
こんな感じで・・・
この黒くてコールタールみたいなのが溶けてカチカチになってしまったゴム
この台座と音盤のゴムをキレイに取って、新しいゴムを敷いて音盤を乗せたら出来上がり。
なんですが、このゴムを剥がすのがとっても大変な作業なんです。
これだけ直すのに約1時間半、修理が出来て仕事に出掛けて、会社に帰って来たら鉄琴がありません。
「あれ~、何で無いんじゃろ?」
と店長に聞いたら、もう既に幼稚園に届けたとのことで完成品の写真がありません(汗)
なのでネットで拾ってきた写真をどうぞ。
日の当たらない場所に保管してくださいね。