SSブログ

グランドピアノの脚の修理 [ピアノ修理]

昨日のお仕事はグランドピアノの脚の修理でした。

これがグランドピアノの脚、写真は逆さまになってますけどね。

 

asi02.jpg

 

岡山市内のある小学校からの依頼で「グランドピアノのキャスターのネジが何本か外れて床に落ちてるのでネジを全部新品と交換して下さい」という修理依頼だったんです。

ネジが外れて落ちてるということは「ネジが途中で折れてる」か「ネジ穴がゆるくなって抜け落ちたか」のどちらかなので、どちらでも対応出来るように新しいネジと色々な工具を用意して学校へと3人で行ったのであります。

僕が考えた作戦は、ピアノの脚よりも3cmほど高い机をピアノの下に入れて、グランドピアノを少し浮かせた状態にして修理をするという作戦。

まずは僕がグランドピアノを持ち上げて、2人にそれぞれ机を脚の両側に入れてもらいます。

そっとピアノを下ろすとキャスターが床から3cmほど浮いた状態になりました。

あとは脚を外して、ネジを交換してまた脚を取り付ければいいんですが、3本ある足のうち2本は中でネジが折れていたので新たにネジ穴を開け直してネジを取り付けました。

グランドピアノのキャスターって写真のように4本のネジで留められているので、4本×脚が3本で合計12本のネジを交換することになります。

 

asi01.jpg 

 

そして3本の脚のうち1本が脚をピアノ本体に取り付けてる2本のネジが硬くて硬くてなかなか回らない状態になっていて、ネジが折れないように注意深く作業してたら、脚を外して修理して元に戻すのに30分ほどかかってしまいました。

もうそれだけで汗ビッショリ[あせあせ(飛び散る汗)]

脚を3本全部修理するのに1時間弱で出来ましたが、グランドピアノの下に机を入れたり外したりするのにピアノを6回くらい持ち上げたので今日は腰から背中、両方の腕が筋肉痛です・・・もう若くないんじゃから、無理はせん方がええかもじゃね[ふらふら]

 


ピアノ修理 [ピアノ修理]

昨日の仕事は中古ピアノの整備、まずはバットスプリングコードの交換から始まりました。

交換前の写真と交換後の写真を見比べると分かると思いますが・・・

交換前

ko-do01.jpg

こちらが交換後

ko-do02.jpg

白い糸みたいなコード、分かり辛いかな?

ではこちらの写真でどうぞ

ko-do03.jpg

左がコードが古くなって茶色く変色して切れてる状態で、右がそれを新しく交換した写真です。

この小さなパーツが鍵盤88本に1本づつ付いてるので、全部で88本交換するんです。

パーツを外してコードを交換してまたパーツを取り付けるという作業を88回・・・

昨日は全部で5時間で終了いたしました。

考えると大変そうですが、こういう地道な作業もけっこう好きだったりするんです。

1本1本終わるごとに少しずつゴールに近づいてる感じが好きなのかもしれませんね。

ほんとにお疲れさまでした、自分。 


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。