アコーディオン修理 [ピアノ修理]
今の時期は、わたくしの仕事は11月に行われる小学校の学習発表会で使う楽器の修理で大忙しな時期なんです。鍵盤ハーモニカだったりボンゴだったりスネアドラムだったりアコーディオンだったり、様々な楽器が修理で持ち込まれるんです。
今回はその中からアコーディオンの修理の様子を書こうと思います。
☆小学校で使ってる御馴染みのアコーディオン。
☆黄色の丸の中に金属製のピンが刺さってるのが分かるかな?
☆そのピンを前の3本と後ろの3本を抜くと鍵盤部分と蛇腹の部分が真っ二つに
☆そして鍵盤部分の中に実際に音を出すリードのパーツが入っているんです。
今回の修理は、ある1つの音がとんでもなく狂っているのでその部分のリードを交換いたします。
アコーディオンのリードって写真を良く見たら分かると思いますが、木で出来たブロックにリードが蝋(ロウ)で取り付けてあるんです。
なのでリードを取り外す時は温めた半田鏝(ハンダゴテ)でロウを溶かして外します。
逆に取り付ける時はリードをはめて回りにロウを埋めてからハンダゴテで熱してロウを溶かしてリードを固定するんです。
☆今回取り寄せたリードのパーツ
音が狂ってたリードを取り外して、このリードと交換して修理は無事に終了!
所要時間は約15分、お疲れさまでした。
余談ですが、真夏の暑い昼間に車の中にアコーディオンを放置するとロウが溶けてリードがバラバラになって外れてしまいますよ。
何度かバラバラになった修理もしましたが、ほんとに大変なのでくれぐれも車の中に放置はしないように気をつけてくださいね。
ではまた次回まで、御機嫌よう
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